ニキビができた時や予防にワセリンを使うと良いのでしょうか。

R.Mさん(20代 女性)

ニキビにワセリンを塗るという行為は、実はあまりお勧めできる方法ではありません。

ニキビには色々な原因・種類があり、
・乾燥肌がニキビの主因となっていることが明らか
・炎症や化膿などしていないできたばかりのニキビ
であれば、ワセリンの保湿効果が多少、良い影響をもたらす可能性はあります。

ですが、ワセリンはご存知の通り粘度が高く、塗り方の調節が難しいもの。
少し厚塗りになってしまうと毛穴を塞いで、さらなるニキビの原因になってしまう可能性もあるため、出来れば他のより扱いやすく、ニキビに対して効果の高い保湿剤を用いたほうが良いでしょう。

ニキビ治療にワセリンを使ってはいけない場合とは?

以下のような場合はワセリンを使うことはオススメしません。

  • ・ニキビが乾燥が主因でなく、別の原因が主の場合
  • ・すでに毛穴を塞いで中でアクネ菌が繁殖して炎症を起こしているような場合

この場合、僅かに残った毛穴の開いている部分をべったり塞いでしまい、ニキビをひどくさせてしまう心配があります。

アクネ菌は、空気のあまりないところで繁殖する能力が高まる、いわゆる嫌気性菌である上、ワセリンの油分を餌にする可能性まであり、お肌の正常な免疫力・回復力よりもニキビを作るアクネ菌の繁殖のほうを応援してしまう危険があります。

せっかくニキビを少しでも早く治そうとして、ワセリンを塗っても、かえって悪化してしまったら意味がありません。

ニキビができてしまったら正しい洗顔&保湿を

以上のことから、一般的にニキビに対してワセリンを塗る行為は、あまり有効な方法とは言えないことがわかります。

まず、ニキビができてしまったら、

  • ・清潔を保ちながらも極端に皮脂を落としすぎない洗顔
  • ・適度な保湿

を行うことがセルフケアの基本と言えます。

もちろん、ビタミン類やタンパク質など、お肌に必要な栄養素をできれば食事からきちんと摂取するようにすることも大切なことです。

ワセリンは正しい用途で使用しましょう

手荒れやひび割れに、またリップクリームの代わりにと、万能なイメージのあるワセリン。香料や防腐剤なども入っておらず、天然の原料を使用した無添加で実用本位な所も幅広い層に人気の理由の一つかもしれません。

また、性質が中性で肌への刺激が少なく、敏感肌の方や小さな子供さんでも使いやすい、ということもあります。こういった様々なメリットがある上、値段もお手ごろなので人気が衰えないのも納得できます。

ワセリンは確かに色々な用途に使え、安全性も高い優秀なものですが、少なくともニキビに対してはむやみに使うことは避けたほうが良さそうです。

【医師監修】東京アクネクリニック 朝本院長

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