ニキビが膿んだ時に気を付けることと治療法を教えてください。

T.Yさん(20代 男性)

皮膚の毛穴に皮脂や皮膚からの老廃物などが詰まってしまうのがニキビの始まりですが、その状態からさらに毛穴に詰まった皮脂を栄養源としてアクネ菌が繁殖、炎症を起こした状態がいわゆる「赤ニキビ」と呼ばれる、患部の腫脹や発赤、時に痛みなどを伴うニキビです。

膿を持つニキビは、赤ニキビがさらに悪化した状態、ニキビによる炎症が皮膚のある程度深い所まで達してしまった状態ということができます。

たかがニキビ? 化膿ニキビは放置してはいけません!

この状態になってしまったニキビはかなり深刻で、後々までお肌に色素が沈着して残ってしまったり、クレーターのような跡を残してしまう可能性もあります。

黄色い膿を持ったニキビの多くは、いわゆるニキビの菌として知られるアクネ菌だけでなく、私たちの住んでいる世界に広く分布し、食中毒の原因菌の一つとして知られる黄色ブドウ球菌も一緒に感染し、炎症を起こして化膿させていると言われています。

アクネ菌単独の場合より、爆発的に感染が拡大してしまう可能性があるので、ニキビが化膿しているのに気付いたら、「少しぐらいの間なら大丈夫」と軽視せず、少しでも早く治療に取り掛かることが大切になってきます。

膿んだニキビは専門医の適切な治療が必要!

化膿してしまったニキビは、初期のニキビと異なり、洗顔やスキンケアなどですぐ改善する、といったものではない場合がほとんどです。自己流のケアで長引かせてしまったり、間違って潰してしまったりすると先述のようにニキビ跡に悩まされる可能性が高いですから、速やかに皮膚科を受診するようにしましょう。

皮膚科を化膿したニキビで受診した場合、それぞれの医師の考え方にもよりますが、多くはまず炎症を起こしている菌を抑えるために、抗生物質が用いられるでしょう。 軟膏を用いることもありますが、化膿するほど重症になっている場合は全身に身体の内部から効く、内服の抗生物質を使われることが多いのではないでしょうか。

抗生物質の種類と副作用は?

エリスロマイシンなどマクロライド系の抗生物質は副作用が少なく、他の抗生物質に比べて比較的長期に使用しやすいといった観点から用いられることが多いようですが、状態に応じてテトラサイクリン系の抗生物質などが選択されるケースもあるようです。

また、ホルモンを調節する内服薬も状態に応じて適宜使用されることがあるでしょう。

まずニキビの炎症を止め、これ以上感染がひどくなってしまうことを避けることが化膿してしまったニキビの治療のポイントと言えます。

漢方やステロイド、レーザー治療も視野に入れて

また、皮膚科の医師によっては、漢方を用いたニキビ治療を行ったり、ひどく炎症が広がっている場合には一旦炎症の火を鎮める目的でステロイドの注射剤を使ったりする場合もあるようです。

特に、漢方の治療を受けてみたいとか、注射を用いても一刻も早く治したいといった希望がある場合には、事前に問い合わせをしてできるだけ希望に沿った治療をしてくれる医療機関を受診するのも良いでしょう。

加えて、化膿したニキビに対して、レーザーによる治療を行って炎症を鎮める、という方法を用いる場合もあるようです。

ニキビは軽度のうちに治すことが大切!

化膿したニキビに対する治療、正直なところ、「ずいぶん大がかりだな…」とちょっとびっくりされた方もいるのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、化膿して膿のたまったニキビはニキビの中ではかなり状態の悪い、深刻なものです。 間違っても軽く捉えることなく、速やかに治療を行うことが何より大切です。

この状態までニキビを進行させないために、ニキビがまだできたばかりの炎症を伴わないうちに、適切な洗顔や保湿、生活習慣の見直しなどで治せることが理想と言えるでしょう。

【医師監修】東京アクネクリニック 朝本院長

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