眉毛のニキビの原因と対策【医師監修】
顔にニキビができていると、外に出かけることが何となく嫌な気持ちになったり、気分も浮かなかったり・・・。それくらい気分を左右するほど、ニキビができることは嫌なものですよね。特にTゾーンあたりは皮脂も多く、ニキビができては治りを繰り返しやすい場所だと言えます。 眉毛のニキビになりやすい特有の原因について把握し、気を付けて対策を行うことで、眉毛にできるニキビを撃退しましょう。

実はニキビができやすい? 眉毛にできるニキビの原因とは?
気になるニキビ。発生の原因はなに?

ニキビの悩みは大人から子どもまで尽きないものであり、思春期にたくさんでき、大人になるにつれ治っていったり、大人になっても悩まされていたりと、お肌トラブルの悩みの一つだと思います。この悩みの種であるニキビができる原因は「毛根の詰まり」にありまです。
毛穴のつまりがなぜ起こるかというと、お肌が何かしらのダメージを抱えている場合、肌を守ろうとして皮脂が必要以上に分泌されたり、新陳代謝が思うように行われなかったりします。そうすると、毛穴が詰まっていくのです。
毛穴のつまり=異常な角質が肌の表面にでき、毛根の中にある皮脂腺から分泌された皮脂がうまく排泄されずにどんどんと詰まってしまいます。この詰まりが原因となり、ニキビが発生していくのです。
眉毛のニキビ特有の原因とは?
眉毛のあたりは、洗顔時の洗い残しが多いと言われています。メイクや汚れが残った状態は、肌へのダメージとなります。また、髪につけた整髪料、紫外線などの刺激や、髪が長い方は眉に髪の毛が触れたりすることにより、刺激をうけることがあります。多くの方は眉毛のお手入れをする為に、カミソリで毛を剃ったり、ピンセットで抜いたりします。
このように、眉毛は様々な刺激を受けやすい場所であり、このような刺激を肌の状態が思わしくない時に受けると、ニキビができる可能性が更に上がっていきます。
自分でできるケア方法が知りたい! 合わせて予防法も
眉毛の肌への刺激を避けることが大切です。眉毛を剃ったり抜いたりする時には、まずきれいに顔を洗って、傷ができても雑菌が入りにくいようにした状態で行いましょう。抜く時には毛の生えている向きを意識して、やや外側向きに抜く方が傷を付けにくいです。
また、意外と大きな刺激となっているのが、髪の毛です。ちょうど髪の毛の先端で擦れる部位にニキビができやすい方は、髪型を変える、髪を洗う時にトリートメントなどをきちんと落とすなどするようにしましょう。
薬を用いた治療とは?
ニキビ対策として、市販の傷薬やニキビ用の薬を試してみてもいいでしょう。ただ、赤くなってしまったり、大きくなってきたようであれば跡が残る前に皮膚科を受診しましょう。
抗生物質や皮膚の乾燥を防ぎバリア機能を高める保湿剤などが必要に応じて用いられますが、肌の新陳代謝を高めるタイプの新しい塗り薬の効果も高いとされていますので、早めに皮膚科を受診されることをお勧めいたします。

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医師監修
オラクル美容皮膚科東京新宿院直子医師
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- 経歴
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2012年3月 北里大学医学部医学科 卒業
2012年4月 北里大学病院 勤務
その後、都内クリニックで研鑽を積む
2020年2月 アクネクリニック新宿院 院⻑となる
2024年 オラクル美容皮膚科 東京新宿院勤務

眉毛は様々な刺激を受けやすく肌が痛みやすい場所です。また、Tゾーンにあたるため、皮脂の分泌も多く、それによりニキビができやすい場所となっています。 ニキビができてしまった方は、極力刺激を避けて、適宜ニキビ用のお薬を使いながら、洗顔の仕方や髪型などを見直してみましょう。 赤みを伴うようであれば、大きなニキビとなって跡を残してしまう前に専門機関での治療をご検討ください。