微小面ぽうの原因と対策【医師監修】

微小面皰(びしょうめんぽう)という言葉を耳にしたことはありますか?ニキビの卵ともいわれる微小面皰のうちに対処を行うことで、アクネ菌が繁殖して大きく育ったり、痛みを伴ったりする前にニキビを防ぐことができます。
ニキビの卵、微小面皰とはどのようなものなのか、どうすればニキビができない肌になるのか、できてしまった場合はどうしたらいいのかなどもお伝えします。

 

ニキビの卵?微小面ぽうって何!?

白ニキビの一歩手前?微小面皰の正体とは?

肌の表面には角質の層があります。しかし、そこに紫外線や化粧品、洗顔料の洗い残しなど様々な刺激が加わると、「異常角化」という現象が起きて肌が硬くなり、毛穴の出口が狭くなります。

毛穴の中には皮脂腺という皮脂を分泌する器官があるので、毛穴の出口が狭くなったり、皮脂が増加したりすることで毛穴に皮脂が詰まってしまい「角栓」とよばれる状態になります。この毛穴の中に角栓が詰まっている状態を微小面皰といいます。しかし、この微小面皰の段階では、肉眼で確認することができません。

この微小面皰の状態が続くと、さらに中に皮脂がたまり、いわゆる白ニキビといわれる閉鎖面皰(へいさめんぽう)という状態になります。さらに皮脂がたまって外にあふれ出すと、外に出た皮脂が空気に触れて黒ずみ、いわゆる黒ニキビといわれる開放面皰(かいほうめんぽう)という状態になります。

さらに、そこに皮脂が大好きなアクネ菌などが感染、増殖し炎症を引き起こすといわゆる赤ニキビや黄ニキビと呼ばれる赤色丘疹(せきしょくきゅうしん)や膿疱(のうほう)と呼ばれる状態になります。ここまでくると正常な皮膚を壊して広がろうとするため、治癒後に跡を残しやすくなってきます。

微小面皰の原因は?

微小面皰ができる要因としては、毛穴の出口が狭くなることと皮脂が増えることの両者があります。

これらの原因としては、

  • ・紫外線や化粧品などによる皮膚へのダメージ
  • ・新陳代謝の低下からおこる異常角化
  • ・ストレスや睡眠不足
  • ・ビタミン・ミネラルの不足
  • ・洗顔など皮膚の古い角質を適度に洗うことができていない

などが挙げられます。

また男性ホルモンの過剰分泌で毛穴の出口が固くなりやすくニキビができやすい環境になることが分かっています。

自分でできるケア・予防はたくさんある!

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まずはきちんと化粧品や、余分な皮脂と汚れを洗い流すようにしましょう。

身体は1日1回、顔は1日2回泡立てた石鹸で優しく洗いましょう。髪は1日1回程度シャンプーで洗いますが、その際頭皮も爪を立てずに指の腹でマッサージするように洗ってください。
石鹸やトリートメントなどが残ってしまうとそれが刺激となるため、すすぎにはしっかり時間をかけるように。あまり熱いお湯は皮脂を取りすぎてしまうので、ぬるめのお湯を使うようにしましょう。

また、睡眠不足を避ける、リラックス時間を作ることなどにより新陳代謝を下げないように気をつけることが重要です。

薬による治療は皮膚科で相談を

微小面皰自体は肉眼で確認できないのでなかなか治療まで辿り着くことは困難ですが、そこから一歩進んだ白ニキビのときに意識して治療を開始することが多く見受けられます。

  • ・皮膚の乾燥を防ぎバリア機能を高める保湿剤
  • ・新陳代謝を高める薬

などが用いられます。

薬局で市販されている薬もありますが、薬の治療効果は個人差が大きく、また個人の判断では誤った使い方で悪化させてしまう場合も多いです。

近年このような初期のニキビに対する効果が高いとされる、過酸化ベンゾイルゲルという薬が認可されました。 医師の処方箋が必要ではありますが、市販のものより安心感がありますよね。

薬は医師の診察を受けた上で正しく使いましょう。

【医師監修】東京アクネクリニック 朝本院長

まとめ

ニキビの卵である微小面皰、なかなか肉眼で確認できないので対応もしにくいですが、洗顔の仕方などの生活習慣を少し変更するだけで、微小面皰の発生をかなり抑えることができます。
ニキビができやすい方は、まずはこの微小面皰を作らないようにする生活習慣を心がけてみてはいかがでしょうか。

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