アトピー肌のニキビの原因と対策【医師監修】

ニキビというと、オイリー肌の人に多い印象がありますが、アトピー肌の方でもニキビができてしまうことがあります。アトピー肌では、皮膚の乾燥とバリア機能の低下など特有の原因と、アトピー肌に適切な対策が求められます。
ただでさえ敏感なアトピーのお肌にニキビができてしまうと辛いものですが、正しいケア方法で撃退しましょう。

 

デリケートなアトピー肌のニキビケアが知りたい!

アトピーの人は普通よりもニキビができやすい!?

ニキビというのは、毛根が何らかの影響で皮脂が詰まってしまうことでできてしまいます。
詰まってしまう原因は様々ありますが、例えば紫外線の影響で肌に炎症が起こっていたり、
乾燥しているのに何のケアもせず放っておいたりすると、外部の刺激から肌を守る為、皮脂の量が増えてしまうのです。
また、睡眠不足が続いていたり、ストレスで精神的に負荷がかかっていたりすると、肌の新陳代謝が崩れ、毛根の出口が狭まり毛穴に異常な角質が溜まりやすくなってしまいます。

このように、通常よりも多く皮脂が分泌され、毛穴の出口が狭まってしまうことにより、ニキビができてしまう、という流れで発生します。

アトピー肌にはダメージを与えないことが大事!

オイリー肌のニキビは皮脂分泌が多いことと、その皮脂や皮膚の汚れをきちんと落としきれていないことが原因となりますが、それに対してアトピー肌のニキビの原因はむしろ肌へのダメージによるものが多くみられます。
アトピー肌自体で乾燥がちとなりますし、肌のバリア機能が低下してしまいます。そのため、普通の人以上に、肌へのダメージを避けることが必要です。

  • ・紫外線
  • ・洗顔のしすぎ
  • ・洗顔料などが流しきれていない
  • ・洗顔やシャワーに熱すぎるお湯を使っている
  • ・洗顔後の保湿剤や乳液などが合っていない

ことなどに特に気を付けましょう。

またストレスや睡眠不足、ビタミン不足などがあると、さらに肌のバリア機能を弱めてしまうため肌ダメージを増やしてしまう原因となります。
一度ニキビができてしまうと、ニキビを触ったり掻いてしまうことで、さらにニキビを大きくしてしまったり、別の菌の感染を起こしてしまうこともあり、アトピー肌の方では、ニキビが複数できてしまったり、ニキビ跡を残してしまうことが多く見られます。

自分でできるケア・予防方法は?

まず、肌へのダメージを防ぎましょう。具体的には、

  • ・日焼け止めやUVカットの効果のある化粧下地を使う
  • ・汗をかいたら早めにハンカチやハンドタオルで押さえて拭くようにする
  • ・顔は泡立てた洗顔料で優しく1日2回程度洗う(洗いすぎやスクラブ剤は使わない)
  • ・身体は泡立てた石鹸で1日1回洗う
  • ・洗った後は化粧水や乳液、ドライスキン用のローションなどで保湿し、肌のバリア機能を高める

薬は自分で選ばず薬剤師・医師に相談を!

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市販のニキビ薬を使ってみても良いでしょう。ただ、一口にニキビの薬といっても、アトピー肌の方には刺激が強すぎるものも多くあります。決して自己判断はせず、薬局の薬剤師に相談するか、皮膚科を受診してみた方が安心でしょう。

医師が処方する薬としては、皮膚の乾燥を防ぎバリア機能を高める保湿剤などのほか、ステロイド剤、免疫抑制剤などを使用することで、アトピー肌をよい状態に保ちダメージを受けにくくすることが大切です。
ニキビに対する薬については肌の状態によってそれぞれに会うものが使われますので、まずは医師の正しい判断を仰ぎましょう。

【医師監修】東京アクネクリニック 朝本院長

まとめ

アトピー肌のニキビは、肌へのダメージを受けやすいことによる肌の表面の異常が、大きな原因となります。ストレスや睡眠不足、紫外線や化粧品による刺激などを避けて、丁寧に洗顔をすることで、バリア機能が落ちた状態でもダメージを受けにくくするようにしましょう。
きちんと化粧水や乳液を使うことも大切です。もちろんアトピー肌自体をよい状態にコントロールしておくことが大変重要になりますので、きちんと指示通りに薬を使いましょう。

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