点滴治療でニキビを治す

ニキビ治療と聞くと一般的には塗り薬や飲み薬をイメージする方が多いと思いますが、実は点滴によってニキビを治療するという方法が存在します。
しかし2008年に日本皮膚科学会が策定したニキビ治療のアルゴリズムでは、点滴による治療は含まれていません。そのためあくまで補助的にこういった治療もあるということを知っていただく目的でご紹介します。

 

点滴治療によるニキビ治療について

ニキビに点滴はどんな種類と効果がある?

一部の皮膚科では高濃度ビタミンC点滴によるニキビ治療が行われています
一回当たり10g~20gという大量のビタミンCを点滴して下記の効果を期待するものです。
ビタミンCは線維芽細胞(せんいがさいぼう)というものに働いてコラーゲンの産生の促進をして丈夫な肌を保ちます。

また抗酸化作用があるので活性酸素による皮膚トラブルを抑えることが期待されます。間接的ではありますが、このような働きでニキビ治療の補助に用いられます。その他に美白や肝斑治療、ハリを戻しやシワを予防することなどの効果が期待されているようです。

その他にビタミン剤で点滴に用いられるものはビタミンB群が挙げられます。ビタミンB2やビタミンB6などは不足すると皮脂分泌が増えやすくなってニキビになりやすいと言われています。

プラセンタ点滴を受けられるクリニックも

点滴の種類をご紹介しましたが、ビタミンと聞くと私たちには身近なものであり、安心してやってみようと思う方も多いのではないでしょうか。
この他にもよく耳にされるようになったプラセンタの点滴も一部の医療機関でニキビの治療目的で使われることがあります。

プラセンタも化粧水や美容液などに含まれているものであり、「お肌にいい」というイメージがすっかり浸透していますね。わざわざプラセンタ入りを選んで使っているという方もいるでしょう。

デメリットは?ビタミンCを摂り過ぎると尿路結石になることも

基本的に健康保険は通らないので自費での診療となります。ビタミンCは多く摂りすぎても水溶性ビタミンなので尿とともに排泄されるだけで蓄積することはないのですが、高濃度のビタミンCで尿路結石のリスクが上昇することもあり、また医療機関で行う尿検査が正しく行えなくなるなどの注意点もありますのであらかじめ知っておくと良いでしょう。

プラセンタ点滴の美容効果は実はデータ不足

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プラセンタ点滴も同様に健康保険は使えず自費診療での治療となります。プラセンタとは日本語にすると「胎盤」で妊娠している母の子宮の内側の壁と胎児との間にあって、栄養・酸素や二酸化炭素の交換・老廃物の排泄などの機能を果たす器官の一部であります。つまり生物から作られたエキスなので美容効果が期待されていますが、医療用に使用が認可されているプラセンタ製剤であるラエンネックの効能は慢性肝疾患における肝機能の改善しか示されていないのが現状であり、ニキビや皮膚の美容効果に関してはまだデータが少ない状況です。

また一般的にブタ由来のものが用いられていますが未知の病原体がいないとも限りません。ヒト由来のプラセンタであればHIV、C型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、パルボウイルスB-19、HTLVというウイルスに関しては検査は行われているものの、ごくまれに検査をすり抜けてしまう可能性や未知の病原体に感染する可能性があるので、ヒト由来のプラセンタの治療を受けたことがある方は献血ができないことになっています。

まとめ

ビタミンやプラセンタと聞くと、つい身体に良いものと思いがちですが、時に危険を伴う場合もあることがお分かりいただけたかと思います。
点滴はニキビの根本治療というわけではありませんので、補助的な治療と最初から割り切って治療を受けるかどうか判断されると良いのではないでしょうか。

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