ダーマローラー・ダーマペンでニキビを治す【医師監修】

更新日:2022年6月1日

ニキビは10代の思春期の頃にだけできるものではなく、大人になってもニキビができて悩まされることは多いですね。また、ニキビが治ったとしても、肌にニキビ跡が残ってしまうこともあります。 多くの方を悩ませるニキビを改善するために、様々な治療法が考慮されています。その中で、ダーマローラー・ダーマペンという方法はご存知でしょうか?

ハリで皮膚に穴をあける!? ダーマローラー・ダーマペンによるニキビ治療について

ダーマローラー・ダーマペンとは

ダーマローラー・ダーマペンとは、0.2mm~2mmくらいの小さなハリがたくさん付いている器具です。このローラー・ペンを肌にあて、極細針で皮膚の真皮層まで目に見えないほどの小さな穴を開けます。

このようにして、皮膚に刺激を与えることで、コラーゲンを増やし、肌の代謝を良くすると言われています。このダーマローラー・ダーマペンを使用した施術は、主に美容クリニックで行われていますが、この方法は肌の傷を早く直し、肌の再生を促すことができると言われています。

ダーマローラー・ダーマペンを用いるニキビ治療

このダーマローラー・ダーマペンは、ニキビ跡にも効果的です。こちらを使って皮膚に開けた穴を利用し、ニキビ跡の症状に合わせてビタミンCなどの有効成分を浸透させ、効果をより高めるという方法もあります。この方法は、ニキビ跡の治療だけでなく、エイジングケアなどといった、肌に関する幅広い悩みに効果的だと言われています。

ニキビ治療の目的でダーマローラー・ダーマペンを使用した場合、おおよそ2~6週間ごとに5~6回、治療を繰り返すことになります。その効果は、ニキビ跡や症状など、人それぞれの個人差がありますが、多くの場合、3ヶ月程度で徐々に肌再生の効果を実感できるようです。

ダーマペンの治療詳細はこちら

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ダーマローラー・ダーマペンのメリット

それでは、ダーマローラー・ダーマペンのメリットとデメリットについて考えてみましょう。使用することのメリットは、肌再生の効果が長い間続くことです。元々の自分の肌の細胞をダーマローラー・ダーマペンを使用することで増殖させ、自然な形で肌を修復するため、肌再生の効果が持続するのです。

ダーマローラー・ダーマペンのデメリット

使用することのデメリットは、肌にごく小さな穴を開けることになるために肌が赤くなったり、腫れたりして、炎症を起こしてしまう可能性があることです。炎症により、一時的に色素沈着になってしまうこともあります。使用する際は、肌に麻酔薬を塗布するため、痛みは伴いませんが、出血することもあります。

また、ダーマローラー・ダーマペンは、1回だけの治療では効果は期待できず、数回の治療により効果が表れるので、相応の時間がかかります。 健康保険が適応にならない自費診療となるため、1回に相応の費用が発生します。

エステサロンなどでは取り扱うことができない医療機器で、美容クリニックで受ける必要があります。(それぞれのクリニックにより金額は異なります) ニキビ跡の症状や肌の症状に応じて、ローラー・ペンの針の長さ、圧力のかけ方、開けた穴に対して塗布する薬剤が決められることになります。そのため治療を受ける際は、必ず医師の診察が必要となります。

医師監修
オラクル美容皮膚科東京新宿院  直子医師
経歴
2012年3月 北里大学医学部医学科 卒業
2012年4月 北里大学病院 勤務
その後、都内クリニックで研鑽を積む
2020年2月 アクネクリニック新宿院 院⻑となる
2024年 オラクル美容皮膚科 東京新宿院勤務

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