洗顔でニキビを治す【医師監修】

更新日:2016年3月7日

何気なくしているいつもの洗顔。しかしそのやり方がニキビの原因となっている場合もあります。 色々と気を付けていたのにニキビができてしまった方も、気付いたらニキビができてしまった方も、いつもの洗顔の仕方を見直してみる良い機会です。気を付けて洗顔することでニキビを落ち着かせ、ニキビを繰り返さずに済むかもしれません。 ここでは、ニキビのできてしまった方、できやすい方におすすめの洗顔方法についてお伝えします。

洗顔料&洗顔の仕方でニキビを減らすことができる!?

洗顔料、洗顔フォームに求められる効果&使い方は?

ニキビは皮脂による毛穴の詰まりで起こります。その際、皮脂の量が多いと詰まりやすくなるのは確かですが、それだけではなく、乾燥や紫外線などによる肌のダメージで肌の表面の新陳代謝が低下することでも、毛穴が詰まりやすくなります。

そこで、洗顔料・洗顔フォームに求められることは、

  • ・きちんと余分な皮脂を取る
  • ・皮脂をとりすぎて乾燥させない
  • ・肌のダメージを修復させる
  • ・新陳代謝を高める

ことになります。

また、いずれの洗顔料・洗顔フォームにも共通して言えることは、

  • ・きちんと泡立てて使う
  • ・1日2回使うこと(乾燥肌の場合は夜のみでも良い)
  • ・熱いお湯ではなくぬるま湯で顔を素洗いした後使う
  • ・洗顔料はしっかり泡立てて、泡を顔にのせて優しく洗顔する
  • ・洗顔後はきちんと洗顔料を洗い流す
  • ・タオルで拭くときはこするのではなく清潔なタオルで押し当てて水分を吸収する
  • ・洗顔後すぐに化粧水や乳液などで保湿する

ことです。

目的&肌に合わせた洗顔フォーム選びを

洗顔の大きな目的は余分な皮脂をとることですが、自分の皮脂の量に合わせて洗顔料・洗顔フォームの皮脂を落とす強さを選びましょう。

一般的に

  • ・オイリー肌用あるいは男性用とされるものは皮脂を落とす力が強い
  • ・敏感肌用あるいは乾燥肌用とされるものは皮脂を落とす力が弱い

ものが多くみられます。
あまりに皮脂を落としすぎてしまった時には、しっかり保湿剤で油分を補いましょう。

また、ピーリング成分や硫黄成分を含んだ洗顔料・洗顔フォームには新陳代謝を高める作用があります。

ニキビ用洗顔料を使うメリットは?

「ニキビ用の洗顔料」と書かれているものでも、ピーリング成分が入っていて新陳代謝を高めるタイプもあれば、皮脂をしっかり落とすことに力を入れたものもあります。10代~20代前半の方のニキビやTゾーンにニキビが多くできる方は、皮脂をしっかり落とすことが重要です。

一方、大人になってからニキビができるようになった方やUゾーンにニキビができやすい方は、むしろ乾燥により皮膚が痛んでいることがニキビの原因となっていることが多いので、皮脂を落としすぎないよう敏感肌用の洗顔料を用いて、洗顔後もしっかり保湿をするようにしましょう。

ニキビ用洗顔料は刺激が強すぎる場合も

ニキビ用の洗顔料と書かれているものの多くは、ニキビをできにくくするために皮脂を取る力が強く、ピーリング成分が入っているものが多くあります。これらは、赤いニキビができている時は、刺激になってニキビを悪化させてしまう原因になることもあります。ニキビの周りをそのようなニキビ用の洗顔料で洗うのは良いですが、赤くなっているニキビの部分は低刺激の石鹸を泡立ててそっと乗せる程度で十分です。

また、気になるからと言って洗った後にニキビを触ってしまうと、感染を悪化させたり広めてしまう原因にもなります。落ち着くまでそっとしておくか、あまりにひどいようでしたら、皮膚科を受診しましょう。

医師監修
オラクル美容皮膚科東京新宿院  直子医師
経歴
2012年3月 北里大学医学部医学科 卒業
2012年4月 北里大学病院 勤務
その後、都内クリニックで研鑽を積む
2020年2月 アクネクリニック新宿院 院⻑となる
2024年 オラクル美容皮膚科 東京新宿院勤務

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